皆さんこんにちは!黒川です^^
いつもお祈りとご支援をありがとうございます。
昨年の今日からCFNIでの生活が始まりました。家族でアメリカに来てちょうど一年となりました。あっという間の一年。驚く早さで過ぎていきました。途中からはwithコロナの留学生活となりました。でも、一年が守られたことに感謝です。
今回のタイトルはかなりあおっていますが、勉強はするな!はある意味本気で、半分は冗談です。ただ人によっては冗談ではなく本気で捉えても良いこともあります。それは状況と目的によって大きく変わります。自己判断でお願いします。
高校生の時から英語の語学留学に憧れて、結局留学せず英語もマスターできず、韓国語をマスターした僕が、40歳という年齢でアメリカ留学した上で感じた実際の話を是非聞いて下さい。
英語に限らず、語学留学や外国語会話をマスターしたいなどのニーズがある方には参考になる記事だと思います。韓国語を9年指導してきているので、よりその重みを感じています。以下の「英語」という表現は他の言語に変えていただいてもそのまま応用出来ると思います。
英語学習には大きくリーディング(読み)、ライティング(書き)、リスニング(聞き取り)、スピーキング(会話)と4つの分野があります。それぞれに大切で、この4つが分割されているのではなく、実際には全ての能力を駆使して留学生活をすることになります。だから、どれが大事とこの段階では言うことはできません。全てが大事と言われれば大事です。
それを前提にします。だから勉強したければすればいいです。その分能力は上がるので。僕みたいに勉強が不得意で、中々コツコツできない、能力もない、でも語学留学を無駄にしたくないという人はこの4技能の中で1つに特化してトレーニングをして下さい。
この4つの技能の中で、ただ一つこれだけは抑えてほしい、言うならば、留学直前は他の勉強をしている暇があるならこれをやれ!という技能をお伝えします。それは、
リスニング
そう!聞き取りです!
ただし、中学校レベルの英語が理解出来る(会話はできなくて良い)、英検3級以上を取得している人を条件とさせて下さい。いわゆる基礎英語を知識として知っている人であれば、とりあえず語学留学前は徹底的にリスニング力を鍛えていくのをおすすめします!全力で!
特に、アメリカ留学をするならば徹底的に英語を聞きまくって下さい。
留学生活が始まると、最初に大きな壁となってはだかるのはリスニングです。私は英検2級を取得していて、なんなら大学時代に英語を塾で教えたこともあります。少し英語は好きな方です。そんな僕でしたが、留学してあまりにも英語が聞き取れないことにショックを受けました。まず、全く聞き取れないんです。これまでの英語学習は一体なんだったんだ!と絶望します。授業は当たり前のこと、大事なインフォメーションも聞き逃すので、学校生活自体がかなり大変でした。
ここで、実際にこの留学初日を体験していただきたいと思います。これまで学校で習ってきたリスニングとこれからご覧いただく動画のリスニングを比較してください。それでも一応、今うちの子供たちがはまっている子供番組であって、内容としては簡単で聞き取りやすい英語の映像になります。
何言ってるか分かりますか?
時たま知ってる単語が聞こえるかもしれませんが、ほぼ何言ってるか、むしろ英語なのかも分からないほど分からなくないですか?この映像は字幕をつけることができます。字幕をつけるボタンを知っている方は、今度は字幕を付けて聞いてみて下さい。
書いてある文字と知っているその文字に対する発音が異なると思います。
そう!文字情報としては理解できても、実際の会話になると、想像していた音情報と全く異なる情報だから当たり前に聞き取れ無いんです。
一番驚いたのは、「T」って、タチツテトの発音じゃないですか。いやいや、アメリカ人は「T」をラリルレロで発音します。学校で習っていた発音と全く違う〜!ってなります。
留学したら英語で話したいじゃないですか。英会話できるようになりたいじゃないですか。でも、いくら外国語でも会話は会話です。会話はキャッチボールですよね。相手のボールを受け取って、投げ返す。これが会話というコミュニケーションです。
その英会話で最も大事なスキルはリスニングだと一旦断定させて下さい。理由は、相手が何言ってるか分からないと、全く会話にならないんです。そして、こっちは、とりあえず「Yes」か「No」さえ言えれば大丈夫です。他の会話能力なんて中学レベルの英語を知っていればゆっくりでも勇気がでて出来るようになります。それは、一生懸命中高6年間で英語を勉強した私たち日本人の強みです。ただ、すぐには口から出てこないので、とりあえず「Yes」と「No」だけ言えれば会話力なんて十分です。その代わり、何言ってるか聞き取れないとせっかくの「Yes」「No」という会話力すら使えないんです。これまじの話です。
しかも、日本人特有の聞こえてるフリ病が発病して、相手は聞き取れてると思ってずっと話します。結局全くなんの話をしているのか分からず、目の前の現実に潰されます。
だからこそ、あえて勉強するな!と書いたのはそのためです。もし、基礎英語力を有しているなら、留学準備としてはひたすらにリスニングに特化するのを個人的に全力でおすすめします。
その際、私の理論の参考となる書籍があります。この書籍の著者も、リスニング力を鍛えることがどれだけ大事かを訴えていて、海外ドラマでリスニング力を鍛える方法を紹介しています。
簡単に説明すると、映画やドラマを英語音声英語字幕で見る方法です。一時停止して字幕を読んだ時に、そもそも理解できない部分はたとえリスニングできても理解できない内容なのでレベルを下げる必要があります。書籍でおすすめされているのは、トトロなどジブリ作品の英語音声英語字幕からスタートすることです。理由は、映画の内容を理解していれば、なんとなく何を言っているのかを予想しながらリスニングが出来るので、これまでの視聴経験が役に立ちます。そして、この場面ではこういう風に表現するのかと分かることができます。
あえて語学留学と表現しているのは、私のように神学校や専門的な学びの場合は多くの書籍を読んだり、レポートを提出したりなどの課題があるので、リスニング以外のスキルも大切になります。なので、リスニングだけに絞ったほうが良い人というのは主な目的が英会話を習得し、異文化を存分に味わう人向けの話です。時間があるならいくらでも勉強して準備して、時間が無いならとにかく英語を聞きまくることをおすすめします。もちろん英語字幕付きで。
上の書籍でもおすすめされている「FRIENDS」というドラマの英語音声英語字幕です。もしこのドラマの英語が聞き取れて理解できるレベルなら全く問題ないと思います。
もし全く聞き取れなかったら、僕と同じ状態からスタートすることになるので、今のうちにしっかり耳を慣らしておきましょう。
ちなみに、イギリス英語とアメリカ英語はかなり発音や言い回しが異なるようです。そして、私の学校のように世界中から人が来ている場合、その国のなまりも加わるので更に聞き取りにくいことがあります。
いずれにしましても、最終的には留学最高!です。留学するかどうか悩んでいるなら僕は、絶対しなさい!と言います。それくらい、海外に出るということが、英語だけじゃなく人生にとってとても大きな収穫になると断言します。ただ、英語でまず凹むという現実があるので、これを読んだ方にはそのようになってほしくなくて、留学1年記念に書かせていただきました。
最後に、中学校で習った英語って、全く無駄じゃ無かったです。むしろ、中学英語がとても役立っています。そのような発見も、おいおいブログで書いていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!
2020年8月12日 家族で留学1年 娘の英語がもはやネイティブ過ぎて聞き取れないパパ執筆