原点回帰でブログシステムを元に戻しました。

家族で留学304日目 車で12分の場所で暴動がありましたが、みんな元気です。差別を子どもにどう教えるか。

皆さんこんにちは!黒川です^^
いつもお祈りとご支援をありがとうございます!

夏休みに入って、生活の大きな変化があまりないので日常ブログの更新をしていませんでした。ただ、日本でも大きく報道されている通り、ここアメリカでは黒人差別の件による暴動が発生しています。

ここテキサス州ダラスでもダウンタウンで大きな暴動がありました。10日前の出来事です。私たちが住んでいるオーククリフという地域から自動車で11分という距離です。

北上する時は、このダウンタウンの横を通過して行きます。
ここでこのような暴動がありました。

暴力シーンなどがあります。ご注意ください。

日中にダウンタウンに行ってみたら、多くの店のガラスが割られ木の板で覆われていました。私たちの地域自体で暴動はありませんが、確実に銃声の回数が増えました。今この記事を書いている間にも何度も銃声が外で聞こえます。

今回はこの暴動の原因となっている差別について少しだけ書きたいと思います。

今週の礼拝で照らされた私の心です。それは、私自身も差別をする人だということです。たまたま留学に来ているこのアメリカで黒人差別事案が公になり、そして今回の暴動騒ぎとなっています。このことから私はクリスチャンとしてどうすべきかを考えさせられました。

差別する人を批判し、その社会を批判し、そしてそれによって暴動をしている人たちを批判する。私たちはいつの間にか差別を否定すると思いながら自分が差別的行動をしていることがあります。黒人差別の歴史やその背景に関してはここでは扱いません。

私は自分自身の心と向き合う必要がありました。差別はアメリカだけのことではないということ。そして、その差別を日本人の私が日本人へもしてきたという事実。私は、他者を批判、否定するという人間でした。小学校の時は、どちらかと言えばいじめられるのではなくいじめる方でした。臭い子がいれば臭いと言って馬鹿にしたり、汚い服装をしていればそれを馬鹿にしていました。他者の容姿を批判してきました。それが私です。

これは消せない過去であり、おそらくその傷を今現在ももったまま生きている同級生がどこかにいるでしょう。私はただただ神様に悔い改めるしかありません。あの時のあの発言、今は覚えていない神様しか知らない私が他者を傷つけてしまったこと。本当は赦されないこと。でも、過去現在未来の全ての罪を十字架の死と復活で贖ってくださったイエス様の存在は私にとってかけがえのないものです。本当は直接謝罪すること、でも出来ないからイエス様あなたに悔い改めます。

そして、この何気ないそれでいて強力な差別の負の連鎖を絶対に絶たなければいけない。親として本当に未熟だと毎日毎日感じながら努力しています。ここCFNIには60カ国を超える人たちが集まっています。みんな言語、肌や髪の毛や目の色が異なります。私たちの子どもたちが、世界にはいろいろな人がいるということを身を持って経験できただけでも、今後の宣教における大事な教育だと感じています。

臭い人に手を伸ばし、汚い人に手を伸ばし、犯罪者にも被害者にもイエス様ならどうするのかを考えて行動できるようになることを願います。そのためにはまず私たち夫婦が親として、先輩クリスチャンとして愛を示さなければいけません。それが出来なくてできなくて。毎日悩みます。

ただ、クリスチャンとして子育てをしていて非常に良かったことがあります。それは、なぜ他人を大切にしなければいけないのか、なぜいじめちゃいけないのかをはっきりと答えることができるからです。

それは、

君を造った神様が君を愛しているのと同じように、あの子も神様が造り愛している。

だから愛さないといけない。

これは親が信仰を持っていないと言えません。自分がそれを本気で信じているから本気の言葉が出てきてそれを伝えることが出来ます。

以前非行少年支援をしていた時に、18歳の少年と知り合いました。その子は腕にタトゥーが入っている割には素直で良い子でした。そんな彼と話している時に彼が言った一言があります。

「自分は親がセックスしたから生まれた。ただそれだけ。」

私も信仰が与えられるまではそれが真実だと思っていました。恐らくクリスチャンになっていなければ、彼に返す言葉は無かったと思います。

でも、私はその間違った事実を否定し、真実をつたえました。それは、

「君は神様によって目的を持って造られた。神様は君を愛している。神様は君に計画を持っている。親がセックスしたから生まれたのは事実。それは神様が君を造る唯一の方法だった。だから今君が存在している。」

上辺じゃない、本気の言葉を魂を込めて伝えました。だってそれが真実だから。それが真実だから。聖霊の助けによって、この真実を知ることが出来た恵みに心から感謝します!

このようなことを書きながら、他人の子には出来て自分の子には出来ないことが沢山ありすぎて大変です。でも、それでも、私がクリスチャンになってから子育てをしていること、これは最高の恵みです。妻は神様が造ったかけがえのない神様の子、二人の娘も神様が造ったかけがえのない神様の子。自分の子ではなく、自分の所有物ではなく、神様の子を私たち夫婦に送ってくださって、私たち夫婦にその管理を任されている。だから、大切にする。私たち家族一人ひとりの間に神様がおられることありがとうございます。

差別される側になることを案ずるより、差別する側になることを案ずる。

神様に日々新しくされながら、家族で成長していきたいと思います。

16 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。 17 神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。
(ヨハネの福音書3章16節-17節)
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