皆さんこんにちは!黒川です^^
いつもお祈りとご支援をありがとうございます。
来週でFinal Exam(ファイナルイグザム:期末テスト)が終わり、今Semester(セメスター:学期)が終了します。
皆さんのお祈りにより、最初のセメスターが守られたこと心より感謝申し上げます。今学期は、とにかく英語に慣れ、文化に慣れ、生活に慣れるということを目標にやってきました。生活や文化は慣れましたが、あれだけ勉強してきた英語にはまだ慣れていません。リスニング力がまだまだ足りないことを実感しています。
今回の記事では、そんな私と同じ学習履歴を持っているはずであろう日本の英語教育を受けた皆さんに楽しんでいただける内容だと思います。それは、学校で習った英語表現で、実際に生活してみたら全く使わないというものです。その中でも、特にこの3つは絶対使うと信じ込んでいた表現です。外国人と英語で話したり、留学経験がなければ一生知ることが無かったんじゃないかと思います。面白さ半分、英語教育のあるべき姿とは何なのかと考えさせられるという内容でもあります。
それでは私が、外国人は必ず使うと信じていた学校で習った英語表現3つです。
まず一つ目は
1,Do you understand?
学校で英語の先生が聞いてきませんでしたか。 Do you understand? これは英語の教科書に出てくる表現です。You understand. 動詞が一般動詞なので、疑問文にする時はDoを頭に持ってきて、最後に?を付けます。この場合のyouは単数、複数どちらにも使えます。だから、英語の授業でDo you understand?と先生が生徒たちに言ったら、それは「皆さんは理解できましたか?」ということを英語で言ったことになります。これ、4ヶ月生活して一度も聞いたことがありません。それどころか、実際に「皆さんは理解できましたか?」の場面で使われる表現は、
学校では習ったことのないセリフでした。それは
Make sense?(メイクセンス?)
これは意味が分からないので訳しませんが、結局「理解してる?」という意味です。授業中に先生が何度もMake sense?Make sense?と言います。初め何を言っているのかわからず、センスを磨けみたいな意味かと思いましたが、前後の文脈から全く異なり、結局日本語訳さずにそのまま言語表現として理解するようになりました。あと、たまにAre you with me?
という表現もします。今会話してるんだから一緒にいるでしょう!とツッコみたくなりますが、これも「あなたは私と一緒にいますか?」つまり、会話についてきているか?=内容を理解しているか?という表現です。一緒にいるのに、一緒にいるの?と聞くわけがありません苦笑
まず一つ目は、Do you understand?を使う人にはまだ一度も会ったことがないという事実。
続いて2つ目です。
2,I’m fine. Thank you. And you?
これもほとんどの人が習った表現じゃないでしょうか。How are you?という質問が来たら、迷わずこれを言え!的に、信じ込んでいたセリフ、それがI’m fine. Thank you. And you?でした。アイムファインセンキューアンドユー?これ100人中100人が言える表現ですよね?呪文のように教え込まれました。でも、今の所、一回も聞いたことがありません。とにかく挨拶としてこちらではHow are you?を言います。私も一日に何度となくHow are you?を言ったり言われたりします。
では、このHow are you?に対する返答で99%帰ってくる言葉は何でしょうか。それは、
Good!
グッド!です。I’m fine. Thank you. And you?って、一回も聞いたことがありません。だから、私も一度も使いませんでした。初日はI’m fine.を連発していました。しかし、みんなGood!で答えるので、それを真似するようになりました。風邪気味であればそれを伝え、何かが調子悪ければそれを言います。すると、この学校ではすぐにその場でそのために祈ってくれます。何もなければ、Good!で答え、じゃ、And you?はどうかというと、これも聞いたことがなく、逆にHow are you?を返すという形です。だから、How are you? Good! How are you? Good! この流れから会話が始まったり、そのままSee you!と言って通り過ぎたりします。
2つ目は、I’m fine. Thank you. And you?を使う人にはまだ一度も会ったことがないという事実。
最後に3つ目です。
3,I beg your pardon?
ちょっとレベルが上がってきました。なぜならこれは、英検3級の面接試験を受ける人限定で教え込まれる表現だからです。そう!これこそ、相手が何を言っているか聞き取れなかった時に言う必殺技、「アイベックユアパードゥン?」だからです。私たちには、「アイベックユアパードゥン?」がついているから大丈夫!聞き取れなければ、「アイベックユアパードゥン?」を使おう!と、こちらに来るまで大切にしていた仲間です。でも、すぐに捨てました。泣 なぜなら、そう!誰も使わないからです!
私は日本人。早い英語は聞き取れない。だから、君が何を言っているのか聞きたいんだ。だから、どうにかもう一回言ってくれないか?そんな気持ちが出てきたら、その気持をそのまま言ってみましょう!
Sorry?
そう!「ソーリー?」これが、みんなが使う「もう一回言ってくれませんか」という場面で使う表現です。もちろん「もう一回言ってくれませんか」と言ってはいませんが、そういう意味で申し訳無さを伝えているんだと思います。あくまで言語ですから、理屈を考えるより覚えたほうがいいです。謝るときだけ使うのがソーリーじゃないってことです。なんなら、
I’m sorry?
っていうこともあるくらいです。I’m sorry?ヒゲソーリーといえば、それは謝罪の言葉です。でも、実際には、相手の言っていることが理解できない時に使うこともできる万能な表現だということを今回初めて知りました。おそらく、かしこまった場面と、日常会話表現との差だろうと思うのですが、あえてそれらを調べて書きません。もし、相手が何を言っているかわからなければ、ソーリー?と聞き返してみましょう。
以上、学校で習ったということだけではなく、英語を話す人は必ず使うと私が個人的に信じ込んでいた英語シリーズでした。楽しんでいただけたでしょうか。
こちらに来て英語に触れる中で、英語という言語の力を感じるようになりました。それは、日本語では表現出来ないことです。How are you?という言葉と文化もその一つです。これから英語教育の改革がなされる日本で、外国人が増えていく日本で、福音宣教の為に英語を用いることによるメリットを感じずにはいられません。ただ英語を理解するということ以上に、この言語を利用することによって得られることがあることを実感しています。それは、神様の愛をもっと単純に大胆に伝えるツールになりえるということです。
私が限られた留学期間でどれだけ英語を使いこなせるのかは未知数ですが、ただ英語を話すということ以上のものを神様によって示され与えられるようにお祈りいただけましたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました!